卵から稚魚、稚魚から成魚、そして卵というライフサイクルのすべてを人工飼育のもとで繰り返すことにより、天然資源を守っています。
養殖魚は、それぞれの成育環境に合った漁場で、原料や添加物の安全が保証された飼料会社の養魚用餌料、漁獲履歴の明確な餌料用冷凍魚を与え、養殖密度を低く保つことで魚のストレスを軽減し、良好な飼育環境の中、成魚にいたるまで手塩にかけて育てています。
また、養成期間中に与えた餌料や海上生簀での魚の病気、そして治療の情報などの記録を生簀ごとに管理して、出荷先やお客様からの様々なお問合せに迅速にお答えできるようにしています。
魚のストレスを軽減し、良好な飼育環境の中、成魚にいたるまで手塩にかけて育てます。
安全で安心、確かな品質に育てられた成魚は、丁寧な下処理をして出荷されます。
その品質が評価され、日本国内だけでなく、世界中から食材としての需要が高まっています。
アーマリン近大が提供する養殖魚は、近畿大学が培ってきた養殖技術を駆使し、独自のカリキュラムをクリアして出荷（卒業）したものです。
アーマリン近大から出荷された魚たちには「学園を卒業した魚」である証がついています。
アーマリン近大の販売する魚（近大マグロ以外）には、このロゴマークがついており、「A（安全・安心）、M（味覚への）、K（こだわり）」の気持ちが込められています。アーマリン近大から出荷（卒業）する魚には、この卒業証書が授与されています。
平成22年9月、近畿大学は豊田通商（株）とクロマグロ完全養殖事業で技術協力提携しました。また、平成26年11月26日より、豊田通商（株）が養成したクロマグロを「近大マグロ」として認定いたしました。アーマリン近大及びツナドリーム五島から出荷（卒業）する近大マグロには、この卒業証書が授与されています。
近大マグロは海外にも輸出されています。近大マグロを輸出することで、グローバルに高品質な養殖魚の認知度向上のための布石を投じるべく取り組んでいます。